高麗人参マニアの王様
今日は、病み上がりの息子のために、参鶏湯を作りました。でも肝心の息子は、夕方5時に寝てしまい、病み上がりの爆睡に突入してしまいました。参鶏湯は夫婦で汗だくになりながら食べました なつめチップスのおかげで夫婦揃って発汗良すぎ!汗かきです! さて、参鶏湯といえば、必ず入っているのが、高麗人参!高麗人参マニアの王様、ご存知ですか? それは、朝鮮第21代国王「英祖ヨンジョ」です。 英祖は享年83歳で、朝鮮時代の王様の中で、一番長生きした王様と言われています。 当時の83歳というと驚異の長生きです! 他の王様は平均寿命60歳も至らなかったのです。 その原因は、やはりストレスからくる病が多かったと言われています。 王様といえば、一番上の地位で、何不自由なく、良いものを食べて、健康的な生活をしていたのでは? と思われる方も多いでしょう。 でも実権を牛耳って、王様を操っているのは、高い位の官職の重鎮達。 王様の思うようには行かず、毎日思い悩み、ストレスを抱えていたのです。 一番長生きした英祖は健康管理として、陽気を補う「補養」を重要視していました。 そして、年中、朝鮮人参を口にしていたのです。 その様子は「朝鮮王朝実録」にも記載があります。 朝鮮人参の入った韓方薬に『理中湯』というものがあるのですが、 英祖は65歳の時、具合が悪い状態が続いたため、この理中湯をよく飲んでいたようです。 その効果は抜群で、感心した王様は、病気が良くなったのは理中湯の功績であるとし、 『理中建功湯』という名前にし、官職を与えたそうです。 当時は、王様が人だけでなく、モノに対しても、功績をたたえて官職を与えることがよくあったそうです。 面白い逸話ですね! それほどまでに、今も昔も、高麗人参(朝鮮人参)の力に人間は頼っていたのですね。 私は、今日、高麗人参のストックがなくなり、不安になっています